こんにちはな🌸
突然ですが、皆さんは「死を覚悟した瞬間」は、ありますか?
私は2回あります。
高校生。
ロッカーの上に座って窓ふき掃除をしていたら
後ろにひっくり返ってしまった時。
即座に後頭部を床に強打する事を理解して、
「これは死ぬやつ!人生終わった」
と思いました。
完全に後頭部にどれほどの痛みがくるのか、脳内でイメージされたのです。
そして、今でも忘れない。
その瞬間に、本当に世界がスローモーションになって、
私は空中で後転をして、そのままキレイに地面に着地したのです。
私の運動神経ですか?
ご想像の通り皆無ですよ。
にも関わらず、私は人生でたった一度のスーパー反射神経を発揮したようです。
周りの人間共も非常に驚愕していました。
命があって、本当に良かった。
🍫🍫🍫🍫
二度目は、第二子出産時です。
今から13年前のお話。
一人目がスーパー安産だった私は、正直なところ出産を軽く舐めていました。
第二子は逆子で、予定日までに戻らなければ帝王切開と言われていました。
出産を軽く舐めていた私は、
「長女を預ける都合もあるし、旦那の仕事の都合もつきやすいし、予定帝王切開だとスケジュール組みやすいやん」
と思い、逆子体操もそこそこに、運命は神に預けてしまっていました。
そして予定通り予定帝王切開となったのです。
運命の日。
神は微笑むのか、にらみつけるのか?
そんな事すら考えず、私は手術室へ。
/よろぴく神様!\
🍫
知る人ぞ知る背中の麻酔。
大きなお腹なのに、
「もっとお腹を丸めて下さい!」と言われるやつ。
ぐぬぬと頑張り、なんとか麻酔に成功しました。
個人クリニックではありましたが、帝王切開も慣れたもの。
看護師さんたちも談笑しながら手術の準備をします。
私ももちろんお腹を切られるのはものすご~~く怖かったですが、
人生で初めての経験、
ここまで来たらもうまな板の上の鯉。
下半身麻酔で、意識がある状態での手術です。
手術直後にはカンガルーケア(産後すぐにお母さんが赤ちゃんを抱っこする事で愛情形成がなんちゃらってやつ)の予定。
(多分腹を縫う前に。すげぇよな)
しっかり脳内シミュレーションしていました。
🍫
麻酔をして、少し経つと、
横の冷蔵庫がやけにブーーーーーンとうるさいことに気が付きました。
うるせぇ冷蔵庫だなぁと思っていると、どんどん音が大きくなってくる。
そこで私は、
「手術室に冷蔵庫なんかあるか?」
という考えに至りました。
この間数秒。
「これ、もしかしなくても耳鳴りじゃねぇか!」
その結論に至ります。
「耳鳴りしてても大丈夫かな?」
と思い、看護師さんに声をかけます。
「は、はろ・・・ひぃひぃひゃ、ひぃひぃひゃりは・・・」
(あ、あの、みみな、耳鳴りが・・・)
思ったように言葉が出ないではありませんか。
「ろ、呂律が回ってねぇじゃねぇか!!!!!!」
すでに怒る。
怒りの沸点が低い女、それがHANA。
「うへぇ~、まじか・・・」
と、状況を受け入れてるんだか理解できてないんだか、よく分からない感想を抱きます。
次の瞬間。
「息!息ができない!」
そうです。
呼吸停止。
息が出来ない時ってもがき苦しむものだと思っていました。
でも、私はまな板の上の鯉だったのでもがき苦しむことができませんでした。
それはそれは、静かに、
ピタリ と、息が止まったのです。
私はそこで
「死を覚悟」
しました。
人は、死を覚悟した時、何を思うのでしょうか?
「死にたくない!」と思うのでしょうか?
それともその迫りくる現実を受け入れるのでしょうか?
私はそれを聞きたくて、今回この記事を書いています。
もし、この記事を読んでくれている人の中に、
「死を覚悟」したことのある人がいたら
その瞬間に何を思ったのか、ぜひコメントで教えてもらいたいです。
(あ、すみません、できたらライトなやつでお願いします笑 心臓がもたないので…。
もちろんガチの魂のこもったコメントでも真摯に読ませてもらいますよ!)
🍫
私は・・・
嘘でもきれいごとでもなく、自分のことは何も考えられませんでした。
ただ、旦那に対して
「ごめん」
と、思いました。
まだ2歳になる前の娘と、今この瞬間に誕生する娘。
「2人の子を残して、旦那をひとりにして、悪い事するなぁ、ごめん」
それだけを思いました。
あと、ほんの少しだけ
「子どもはばぁばが育ててくれるか?旦那は第二の人生か?」
と、思いました。
でも、これらも全て、ほんの数秒の出来事です。
呼吸が止まり、
死を覚悟している私の肩を、
看護師さんが叩きます。
「〇〇さん!?聞こえますか!?」
「あー、これドラマで見たことあるヤツだ」
と思う余裕すらあったような記憶があります。
その直後に、
パッと息が吸えるようになったのです。
視界はありませんでしたが、
酸素マスクをつけられたのは分かりました。
なぜなら
パコっとつけられた瞬間に息が吸え、
看護師さんが位置を調整するために動かすと
ひとたまりもなく息ができなくなるのです。
「おい!息!できねぇって!」
とマジで思いました。
身動きも取れないのに酸素を必死で求める。
ブチギレてます。
さっきの旦那への謝罪の気持ちはどこへ。
そして、まともに呼吸ができると思ったか、
それにすら気付けなかったか、というタイミングで
私の記憶は無くなります。
気を失ったのです。
🍫
目が覚めた時、
薄らぼんやりと
人の叫び声のようなものが聞こえていました。
「あ゛~!あ゛~!」
それは、自分自身の叫び声でした。
私は自分の叫び声に起こされたのです。
麻酔が切れていて、あまりの痛みに、眠りながら叫んでいたのです。
意識が戻るか戻らないかの瞬間に、
肩にブスッと筋肉注射を打たれました。
そして、おそらくそのまま覚醒。
横には旦那が心配そうな顔で私を見つめていました。
看護師さんが
「起きましたか?赤ちゃん元気ですよ。
HANAさん、何度も旦那さんの名前を呼んでいましたよ」
と微笑ましそうに言ってくれました。
瞬時に
「ほんまに旦那の名前呼べたんか!?そんな都合よく、ドラマのような事が可能なのか!?寝言やせん妄に近い状態で見ず知らずの男や元カレの名前なんて呼んでないだろうな!?」と脳内で色々な最悪なパターンが駆け巡ります。
「いいや、そんな事を考えている場合じゃない」と我に返り、
旦那に声をかけます。
が、
またもや声が出ません。
余りに叫びすぎて、喉がカッスカスになっていたようです。
私は人差し指を伸ばした手を、まるで数日ぶりに動かしたかのようにぎこちなく、
ゆっくりとベッドの上で持ち上げます。
そして、旦那の手のひらに、一文字ずつ文字を書くことにしました。
先ほどまで意識を失っていた最愛の妻が、
声も出せずに指文字で教えてくれる言葉。
一文字たりともこぼれさせない!
そんな思いで旦那は必死に受け取ってくれていました。
(たぶん)
彼は、一文字一文字、声に出して確認してくれました。
「こ」「う」「じ」「ん」「つ」「う」
「え?なに?こ、こう、じん、つう・・・?」
困惑してます。
私は「そうよあなた。こうじんつうよ」という思いで首を縦に振る。
旦那「こうじんつう・・・って何・・・?」
感の悪い男だな。
看護師さんが
「後陣痛でお腹が痛いんですよね。痛み止め打ったのですぐ楽になりますよ」
と旦那に声をかけてくれました。
私は、
あまりに痛みに苦しんでいた私を見て心配しているであろう旦那に
「後陣痛が痛いだけだから、心配しないでね」
と言いたかったのです。
どこまでも人の心に寄り添う健気な女、それがHANA。
テストに出ます。
それにしても、意識が戻ってすぐに「この激痛は後陣痛だ!」と判断した私よ…。
ぜってぇ腹切ってるからだって。いてぇわ、腹切ったらよ。
しかしその真意は伝わらず、彼は
「そうか…こうじんつう…。なるほど…?(だから…?何が言いたんだ?)」
という顔をしていました。
(この記事を執筆するにあたって、旦那に「覚えてる?」と聞くと、1㎜も覚えていなかった。「後陣痛」って何か分かる?と聞いても、まったく分からなかった…3児の父よ…。)
🍫
看護師さんが旦那に
「これでお水を飲ませてあげてください」
と指示を出してくれ、
目の前の指示待ち人間は
私に吸い飲み(先がとんがってる水を飲ませるやつ)で水を飲ませてくれました。
そしてやっと少しばかり声が出せるようになった私は
命からがら生還し、もう会えないと思っていた、
愛すべき旦那を目の前に、
まず最初にこうつぶやきました。
看護師さんには決して聞こえないように、小さな声で。
「わたし・・・医療ミスされた・・・」
と。
「え!!!」と、衝撃を受ける旦那。
「下半身麻酔って聞いてたのに…息が出来なくなって…死ぬかと…」
そこまで言って、涙がポロポロとこぼれ、
泣くとお腹が痛いのに、
それでも止まらなくて、
「すごく、怖かったんだ」
と、はじめて気付きました。
実際には医療ミスではなく、麻酔によって血圧が下がりすぎた事が原因だったようなのですが、
そのような可能性については事前の説明もされておらず、
術後に先生に原因を聞いても、特に理由も教えてくれず、
よくあること、のようなサラッとした回答でした…。
(第三子を出産する際に他の産院で今回のことを聞くと、
「血圧が下がったんでしょうね」と教えてもらい、
やっと理由を知ることができた…9年越しに…。
そんで第三子の出産時はめちゃくちゃ細かく血圧管理してくれた笑)
🍫
っていうか今書きながら思ったんだけど、
どこまで話を聞いてその場に座ってたんか知らんが、
下半身麻酔で意識ある状態で帝王切開出産するはずだった嫁が
意識失って術後運ばれてきたら、
「何があったんですか?」「どういうことですか?」
とか聞かんのんかな?
聞かんわな、うちの旦那なんだから。
なーーーんも分からずに呼ばれたから来たんだろうな。
私もそれを分かった上で旦那と話してたんだろうな…笑
おっと愚痴はここまでだぜ。
🍫
あと、話は逸れますが、
息が止まって意識が遠のきそうになった時
「これで死ねるなら全然苦しくないな」
と思いました笑
私はスーパー怖がりなので、日々生活しながら
「隕石が降ってきたらどうしよう」
「今車で渡ってる高架が崩れたらどうしよう」
とか思いながら生活しているのですが、
「絶対に、絶対に、少しでも苦しまずに死にたい!」と心から懇願しています。
願わくば死ぬ時は、麻酔でコトッと死にたいです。
そうはならないのが人生であることは重々承知しておりますよ。神様。そんな浅はかではありませんよ、神様。おーい、頼むよ、神様。
🍫🍫🍫🍫
以上が、私が経験した「死を覚悟した瞬間」です。
生きていると様々な事が起こりますよね。
災害に巻き込まれることもあれば、事件事故にあうことも、
また日常そのものが死と隣り合わせという人生を歩む方もいる。
それでも、今、この瞬間生きている。
そして、未来は自分の意志で変えることができる。
当たり前の、ありきたりな言葉だけれど。
現代医療のおかげで、無事に健康な子どもを出産し、今、私は毎日元気に過ごせています。
もしかしたら、明日、何かがきっかけで死ぬかもしれないけど、
だいたい死ぬときは後悔するもんだと割り切って、
最低限出来る限りで、
日々、大切な人にきちんと思いを伝えながら生きていきたいと思っています。
長文を読んでくださり、ありがとうございました。









死を覚悟した瞬間…
車を買って浮かれていた若い頃…
結構なスピードを出しながら一瞬睡魔に負けて落ちた時😇
今も思い出すとワーって叫びたくなって身震いする😇😇
死を意識したとき、というか、一つ目は、トラックに正面衝突したとき、わき見をしていて、気づいたら目の前に駐車中のトラックが!ハンドルを切ったら猛烈な音がして・・・
自分の乗っていた車の左半分がなくなっていた。ハンドルをきる瞬間はスローだったね。目の前に迫るトラックの荷台も覚えているし。死を覚悟したというより、「しまった!」だったね。